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バリの小松菜(サユール・ヒジョー)① [食材]

「サユール・ヒジョー」は、カンクン(空芯菜)
ダウン・シンコン(キャッサバの葉)と並んで、
バリ島で最もポピュラーな緑黄色野菜の一つ。
日本で言う「小松菜」の一種で、アクやクセがなく、
青臭さも少ない野菜なので、炒め物やスープにぴったり。
「サユール・ヒジョー」を使った「青菜炒め」は、
どんな店、どんなワルンへ行っても必ずあるほどの人気メニュー。
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この「サユール・ヒジョー」や、「小松菜」などの「アブラナ科」野菜は、
ビタミンAやC、カルシウム、カリウム、鉄分などのミネラルが豊富で、
抗ガン作用もあるとか。
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安価で新鮮な物が、スーパーでも市場でも一年中手軽に買える上、
火を通してもシャキシャキ感がしっかり残るので、炒め物の他にも、
味噌汁や鍋物、おひたし、さらにはぬか漬けやキムチなどの漬物まで、
我が家ではさまざまな料理に大活躍。
食卓への登場回数が断トツのお気に入り野菜だ。

Sayur hijau(サユール・ヒジョー) 一束 4,000ルピア~(約30円~)

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ガイドさんの昼ご飯 [雑感]

バリ島を訪れる日本人旅行者にとって、頼みの綱は現地人ガイド。
言葉に不自由がなく、自由旅行に慣れている旅行者は別として、
大半はどこへ行くにもガイド任せで、ガイド次第の旅に終始する。
ガイドの収入源の大半は、レストラン、土産物屋、スパなど、
お客を連れて行くと発生する「紹介料」「キックバック」。
ところが最近では、インターネットなどからの情報で、
「バリ島のコミッション制度」が広く一般に知られ、
旅行者がそれなりの知識を得ていることもあって、
「コミッション目当て」のガイド業もなかなか厳しいらしい。

そんな状況のバリ島で先日、なかなかしたたかなガイドを目撃した。
昼食時、観光客向けではない小綺麗なローカルワルンに、
ガイドを伴って入ってきたのは、日本人旅行者6人組。
ガイドは、いわゆる「友だち感覚云々」を謳い文句に、
日本人旅行者をターゲットにしている、無許可フリーランスガイド。
本来であれば、「ガイドお勧めのレストラン」にでもお客を連れて行き、
「コミッションガッポリ!」と行きたいところだったのだろうが、
どうやら、お客のリクエストでこのワルンに来たらしい。
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きっと気安くお客と同席して、一緒に食事を取るのだろうと思っていたが、
ガイドは流暢な日本語で甲斐甲斐しくお客の注文を聞き、
店の人にあれこれ指図をすると、ニッコリ爽やかに微笑んで、
「ワタシアッチデマッテマス」とお客に告げ、
少し離れたテーブルへ移動した。
しばらくして、お客のテーブルに飲物が運ばれると、
飲まず食わずで待つガイドを気の毒に思ったのか、
お客の一人が日本人ならではの気配りで、コーラをガイドのテーブルへ。
「アリガトゴザイマス」と丁寧に礼を言うガイド。
と、ここまでは、分をわきまえたガイドと優しいお客との、
微笑ましい関係に見えたのだが、驚いたのはその後のこと。

お客が各自一品ずつ、注文した炒飯や焼そば、汁そばなどの、
安価で簡単な料理をを食べ始めると、
お客の頼んだ飲物や料理よりも、はるかに高額で豪華な
フルーツジュース、野菜炒め、魚の姿揚げなどの料理が、
なんと次々ガイドのテーブルに!
もちろん、この料理の勘定はお客持ちなのだが、
知らぬはお客ばかりなり・・・。

「コミッション」が入らないのならば、せめてお客の金で、
豪勢な食事にありつこうということなのだろうが、
果たして、お客が日本人以外ならどうだったのだろう?
やはりガイドは同じ事をしただろうか?
バリ人の笑顔の裏側にある、こうしたしたたかさは、
日本人を頭から見くびり、なめているからではないのか?
リクエストした食事処にガイドを伴う時、
1万ルピア(80円)ほどの小銭をガイドに渡し、
どこかで食事をして来てもらうだけでも十分なはずだが、
それが出来ない日本人の優しさ(?)や情のもろさといった
特有の気質は、果たして長所なのか?
それとも短所なのだろうか?

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果物の王様(ドリアン)② [果物]

同じ「におい」でも、嫌いな人からすると「臭い」、
好きな人からすると「匂い」。
ドリアン独特の「におい」も、嫌いな人にとっては、
「タマネギの腐ったような臭い」、「ガスと生ゴミの臭い」と、
悪臭以外の何ものでもないが、ドリアン好きにとっては、
「甘い芳香」、「芳烈な香気」と感じ方はあまりに極端。
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「Durian」の「Duri」とは、「トゲ」という意味で、
「Duri+an」で「トゲのある物」=「ドリアン」
痛くて触れないほど尖ったトゲに覆われた、堅い果殻を割ると、
いくつかに分かれた部屋の一つ一つに、クリーム色の実が数個ずつ。
大きな種の周りについている果肉は、ねっとりとしていて、
果物というより、濃厚なクリームという感じ。
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「甘いレアチーズケーキ」「チーズクリームとプリンのミックス」
「濃いカスタード」等々、人によって様々に表現されるドリアンの味。
ドリアン好きにとっては、想像するだけでたまらない、
正しく果物の王様だ。

Durian(ドリアン) 1個 10,000ルピア~(約80円~)

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全粒粉で手作りパン [挑戦]

夜通し強風と大雨が続くなど、ここ数日、嵐のような天候のバリ島。
あちこちで洪水になったり、大水が出たりしているというので、
たまには家で大人しくパン作り。
普段から白いパンは食べず、全粒粉のパンを食べているので、
手作りパンもオーガニックの全粒粉を使って、
最もシンプルと言われるストレート法で。
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粉に、塩などの調味料、水や牛乳などの液体、バターなどの油脂と
イースト菌を混ぜ、捏ねて発酵させるだけのストレート法は、
発酵時間を入れると全工程で3時間ほどだが、
作業そのものは短時間で簡単なので、
ホームベーカリーなどのパン焼き器が家になくても、
手作りパンが楽々美味しく出来上がる。
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生地にこんがり焼き色がついてくると、小麦の焼ける芳ばしい香りが
キッチンいっぱいに広がって、「パン屋さんの匂い」にうっとり。
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全粒粉100%でも、外側はカリッ、中はふっくらしっとりで、
ボソボソのイメージとは大違いの美味しさ。
まだまだ雨模様の天気が続くこの季節、
時間を持て余したら、今度は黒ゴマを練り込んだり、
ナッツを入れたり、色々な全粒粉パンに挑戦してみよう。

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誕生日をビーフシチューで [今日のおかず]

夕べは夫の6○回目の誕生日。
親しい友人を招いての夕食会、メインはビーフシチュー。
シチューのルーは元より、デミグラスソースすら買うのが難しいバリ島。
しかも、硬いローカルビーフを使ってのシチューを作りは大仕事。
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朝8時から、野菜の下ごしらえをし、肉を赤ワインとクズ野菜でマリネし、
肉をソテーして煮込み始めたのが10時。
その合間にサラダを作ったり、デザートのケーキを焼いたりして、
肉を煮込み終えたのが午後4時。
肉を取り出し、ソースを漉してなめらかにし、
あらかじめシャトー切りしてグラッセしておいた人参と、
茹でておいたジャガイモを、肉と一緒にソースでさらに煮込んで、
仕上げにブロッコリーを入れ、シチューが仕上がったのが午後5時。
キッチンに入り浸りの一日となってしまったが、
手間暇かけたビーフシチューは絶品で、ローカルビーフもとろける美味しさ。
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デザートは、キャラメルソース(砂糖をきつね色になるまで焦がし、
生クリームでのばしたもの)とココアパウダーでおめかしした、
定番のカスタードロールケーキ。

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