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バリのお好み焼き(マルタバ) [この一品]

夕方になると現れる「マルタバ」の屋台。
同じ粉物のせいか、魔性のスイーツ「トゥラン・ブラン」
一緒に売られていることが多い。
まるでピザのように、薄く伸ばした生地をクルクルと器用に回しながら、
さらに薄くして行く職人技に思わず拍手喝采。
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多めの油が入った鍋に生地を入れ、
鶏肉、ネギ、卵などの具を包み込んで、
折りたたみながら何度も油を回しかける。
たたんでは油をかけ、油をかけてはたたみ、ひっくり返し、
どちらかと言うと、「焼く」というよりも「揚げる」感じ。
見事な四角に形が整い、こんがりときつね色になったら出来上がり。
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何層にもなった熱々の「マルタバ」は、サックサクの生地と、
ふわっとした具に適度な塩味がついていて、
そのまま食べても十分に美味しいが、
甘酸っぱいサンバル(唐辛子ソース)をたっぷりつけ、
生の青唐辛子と一緒に食べると、これまた美味。
ちょっと高級な「マルタバ」になると、それはそれは豪華な中身で、
鶏肉、牛肉、ソーセージ、コンビーフ、チーズ、ネギ、卵、袋茸など、
おやつや軽食とは言い難い具の豊富さ。
「今夜はマルタバでビールと行くか!」と、おつまみにもピッタリ。
もちろん、ご飯のおかずとしても。
martaba.JPG
ところで、果たしてこれをお好み焼きと呼ぶにふさわしいかどうか、
ちょっと微妙・・・。
似ても似つかないと、本職のお好み焼きさんに怒られてしまいそうな気も。

Martabak(マルタバ) 1枚 5,000ルピア~(約60円)

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